BohYoh.comトップページへ  プログラミング講義C++
本書の概略 はじめに 目 次 本 文 ダウンロード 発行日・履歴 著書のページ

はじめに
 こんにちは。
 本書『プログラミング講義 C++』は、C++というプログラミング言語に入門するための書です。この書を手にしたあなたは、C++という言語に関して、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。世間では、
『あのC言語の後継者となる言語だそうだよ・・・・ある人から聞いたんだけどさ、C言語はなくなってしまうんだって。』
だとか
『今はやりのオブジェクト指向言語で、あのJavaを作る際にも参考にされた言語だってさ。』
などと、格別にもてはやされているようです。
 しかし、これらの噂の全てが、必ずしも正しいわけではありません。
 念のために説明しておきますと、たしかにC++は、C言語から派生した言語であって、C言語の機能をほぼ完全に含んではいます。しかし、どちらの言語を利用するかは、開発の対象となるソフトウェアによっても、開発効率等の面での向き/不向きが異なるものですし、究極的には個人の好みの問題となります。また、C++言語はいわゆるオブジェクト指向言語ではなく、単に「オブジェクト指向プログラミングもサポートしますよ」というだけの言語なのです。
 本書が入門書であることは、既に述べた通りですが、単純に事実や規則のみを並べただけの無機的なものは、入門書としての価値はないと、私は日頃から考えています。本書は、初心者にとって分かりやすいように、語り口調でプログラミングというものを説いていますから、タイトルに(一見硬そうにみえる)『講義』という語句を使っているのです。
 本講義の受講に当たっては、特にC言語の知識を必要とするわけではありません。ただし、少なくとも中学校程度の国語・数学・英語の知識と、プログラミングに関わるコンピュータ関連の最低限の知識は必要です。たとえば、キーボード、コンピュータ、オペレーティングシステムといった用語に関して、いちいち説明しませんので、その点はあらかじめ了承しておいて下さい。

 それでは、20回にわたる本講義にお付き合いください。

本書の概略 はじめに 目 次 本 文 ダウンロード 発行日・履歴 著書のページ