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新版明解C++入門編

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 こんにちは。

 本書は、多くのプログラマによって世界中で使われているプログラミング言語C++の入門書です。

 C言語を大幅に拡張して作られたC++は、とても幅広い用途で利用されています。たとえば、Windowsなどのオペレーティングシステムや、ワープロや表計算などのアプリケーションソフトウェア、さらには市販のゲームなど、みなさんが利用しているソフトウェアの多くがC++で作られています。多くのプログラマがC++を利用するのは、プログラムが作りやすいことに加えて、改良や拡張が行いやすく、完成したソフトウェアが高速に実行できる、といった特徴があるからです。

 その一方で、規模が大きいC++は、習得が難しい言語であるといわれています。そこで、本書は、以下の二点をバランスよく学習できるように配慮した内容としています。

 これらを語学の学習にたとえると、前者は『基礎的な文法や単語』に相当します。また、後者は『簡単な文書を書くことや会話をすること』に相当します。

 文法や単語だけを知っていても、プログラムを組み立てることはできません。また、たとえ他のプログラミング言語に精通していても、C++の文法や単語を知らなければ、やはりC++のプログラムを組み立てることはできません。言語とプログラミングの両方ともが重要です。

 難解な概念や文法を視覚的に理解して学習できるように、本書では229点もの図表を示していますので、安心して学習に取り組みましょう。

 例題として示すプログラムリストは264編にも及びます。プログラム数が多いことを語学のテキストにたとえると、例文や会話文がたくさん示されていることに相当します。数多くのプログラムに触れてC++のプログラムになじみましょう。

 本書の全編が語り口調です。長年の教育経験をもとに、初心者が理解しにくい点・勘違いしやすい点を丁寧に解説しています。私の講義を受講しているような感じで、全14章におつき合いいただければ幸いです。

平成21年10月
柴田 望洋


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