| |||||||
こんにちは。
すっかり定着した感のあるC言語ですが、その学習過程では、《ポインタ》の理解が、難攻不落の最大の難関として立ちはだかることになります。事実、そこでつまずいてしまう方や、中途半端な理解のまま(適当に)スルーしてしまう方が少なくないようです。
そのためでしょうか。コンパイルエラーが出ると、よく分からないままに、プログラムに*や&を付けたり外したりしている方々を、これまでに何度となく見てきました。
そのような方々のために、ポインタという観点から、C言語を広く深く学習するためのテキストが、本書『新・明解C言語 ポインタ完全攻略』です。
C言語に馴染みがあるみなさんを対象に、ポインタや文字列の基礎から応用までを徹底学習できるように、本書では、次のような工夫をしています。
◆明快な図表と豊富なプログラムリストの提示
ポインタのイメージを直感的につかめるように、133点ものカラフルな図表を示しています。
また、ポインタの具体的な利用例に触れられるように、169編のプログラムリストにそって学習を進めていきます。プログラムリストが豊富なことは、語学のテキストでたとえると、数多くの例文や会話文が示されていることに相当します。学習のときはもちろん、実際のプログラム作成時にも参考となるでしょう。
◆標準ライブラリの完全な仕様の解説
C言語は、ポインタや文字列に関連する数多くの標準ライブラリ(たとえば、strcpy関数や、calloc関数、memmove関数など)を提供します。それらの関数の完全な仕様を示していますので、本書を読み終えて学習が終わった後も、ある種の《マニュアル》として活用できます。
さらに、一部のライブラリ関数については、その実現例も示していますので、ライブラリ内部の詳細までが学習できます。
C言語を愛する者として、本書が一人でも多くの方の正しいC言語理解の手助けとなることを希望します。
| |||||||