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はじめに
こんにちは。多くの企業によって採用され、ユーザ数が急激に増加しているPythonは、機械学習、ディープラーニングなどのAI分野、データ解析、科学技術計算、Webアプリケーションなど、極めて多くの分野を得意とするプログラミング言語です。
本書『新・明解Python入門』は、そのPythonの基礎を、系統立てて、かつ、徹底的に学習するための入門用テキストです。まずは「索引」に目をとおしてください。17ページにもおよぶ索引に並んだ語句を見ていただくだけでも、“徹底的”という意味がお分かりいただけます。
さて、本書では、以下の二点をバランスよく学習していきます。
これらを語学の学習にたとえると、前者は『基礎的な文法や単語』に相当し、後者は『文書を書くことや会話をすること』に相当します。
言語とプログラミングの本質を、深く、かつ、鋭く解説していますので、Pythonプログラミングの初学者だけでなく、他のプログラミング言語の経験者の方にも満足いただけるような内容となっています。
基礎とはいえ、決して簡単ではありません。難解な概念や文法を視覚的に理解して学習できるように、本書では165点もの図表を示していますので、安心して学習に取り組みましょう。
例題として示すプログラムリストは299編にも及びます。プログラム数が多いことを語学のテキストにたとえると、例文や会話文がたくさん示されていることに相当します。数多くのプログラムに触れてPythonのプログラムになじみましょう。
本書の全編が語り口調です。長年の教育経験をもとに、初学者が理解しにくい点・勘違いしやすい点を丁寧に解説しています。私の講義を受講しているような感じで、全13章におつき合いいただければ幸いです。
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