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C89  C99  C11  浮動小数点型の演算などの結果の値の範囲と精度
FLT_EVAL_METHOD
ヘッダ #include <float.h>
概 要 浮動小数点型のオペランドをもつ演算の結果の値、通常の算術型変換の結果の値、浮動小数点定数の値の評価を特徴付ける値。
浮動小数点型のオペランドをもつ演算の結果の値、通常の算術型変換の結果の値、浮動小数点定数の値については、その型に対する要求よりも大きな範囲と精度をもつ形式で評価してもよいことによっており、本マクロの値によって、次のとおり特徴付けられる。
  • -1 … 不確定
  • 0 … すべての演算及び定数を、その型の範囲及び精度のとおりに評価する
  • 1 … float型およびdouble型の演算及び定数を、double型の範囲及び精度で評価し、型long doubleの演算および定数を、long double型の範囲及び精度で評価する
  • 2 … すべての演算及び定数を、long double型の範囲及び精度で評価する
  • その他の負の値 … 処理系定義の動作を特徴付ける
※評価方法は、実数型だけではなくすべての浮動小数点型の式の評価形式を決定する。たとえば、FLT_EVAL_METHODが1の場合,二つのfloat_Complexオペランドの積は、double_Complex形式で表現され、その実部と虚部は、いずれもdoubleで評価される。


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