d
| 符号が省略可能な10進整数。その形式は、実引数baseに値10を指定したときのstrtol関数の変換対象列と形式を同じとする。この指定子に対応する実引数は、整数へのポインタでなければならない。
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i
| 符号が省略可能な整数。その形式は、実引数baseに値0を指定したときのstrtol関数の変換対象列の形式と同じとする。この指定子に対応する実引数は、整数へのポインタでなければならない。
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o
| 符号が省略可能な8進整数。その形式は、実引数baseに値8を指定したときのstrtoul関数の変換対象列の形式と同じとする。この指定子に対応する実引数は、符号無し整数へのポインタでなければならない。
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u
| 符号が省略可能な10進整数。その形式は、実引数baseに値10を指定したときのstrtoul関数の変換対象列の形式と同じとする。この指定子に対応する実引数は、符号無し整数へのポインタでなければならない。
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x
| 符号が省略可能な16進整数。その形式は、実引数baseに値16を指定したときのstrtoul関数の変換対象列の形式と同じとする。この指定子に対応する実引数は、符号無し整数へのポインタでなければならない。
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e、f、g
| 符号が省略可能な浮動小数点。その形式は、strtod関数の変換対象列の形式と同じとする。この指定子に対応する実引数は、浮動小数点へのポインタでなければならない。
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s
| 非空白類文字の列。この指定子に対応する実引数は、文字の列全部と終端ナル文字とを受け取れる大きさをもつ配列への先頭文字へのポインタでなければならない。この変換は、文字列の終わりを示すナル文字を自動的に付加する。
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[期待される文字集合[走査文字集合(scanset)]の要素の空でない列
| この指定子に対応する実引数は、文字の列全部と終端ナル文字とを受け取れる大きさをもつ配列の先頭文字へのポインタでなければならない。この変換は、文字列の終わりを示すナル文字を自動的に付加する。変換指定子は、この左角括弧の対になる右角括弧(])とそこまでのformat文字列中のすべての文字の列とする。左角括弧の直後がアクサンシルコンフレックス(^)でないときに、左右の角括弧間のすべての文字[走査文字の並び(scanlist)]が走査文字集合を構成する。左角括弧の直後がアクサンシルコンフレックスであるときの走査文字集合は、そのアクサンシルコンフレックスと右角括弧の間にある走査文字の並びに現れないすべての文字とする。変換指定子が[ ]または[^]で始まっているときには、右角括弧を走査文字の並びに含め、その次に現れる右角括弧を変換指定の終了とする。変換指定子の開始が[ ]でも[^]でもないときの変換指定の終わりの文字は、最初の右角括弧とする。文字-(ハイフン)が走査文字の並びに含まれ、かつ走査文字の先頭の文字(先頭が^のときは2文字目)でも最後の文字でもない場合の動作は、処理系定義とする。
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c
| フィールド幅(指令中にフィールド幅がないときは1とする)で指定された長さの文字の列。この指定子に対応する実引数は、文字の列を受け取れる大きさをもつ配列の先頭文字へのポインタでなければならない。この変換は、ナル文字を付加しない。
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p
| 処理系定義の文字の列の集合。この集合は、fprintf関数での%p変換が生成する文字の列の集合と同じとする。この指定子に対応する実引数は、voidへのポインタへのポインタでなければならない。入力項目の解釈は、処理系定義とする。入力項目が、同一プログラム内で以前に変換した値である場合、結果のポインタ値は、その変換前の値と等しくなる。これ以外の場合、%p変換の動作は定義されない。
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n
| 入力を読み取らない。この指定子に対応する実引数は、整数へのポインタでなければなりません。fscanf関数の呼出しでこれまでに入力ストリームから読み取った文字数を、その整数に書き込む。%n指令を実行しても、fscanf関数が終了時に返却する入力項目の個数は増加しない。
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%
| 一つの%を照合する。変換も代入も起こらない。変換指定全体は、%%でなければならない。
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変換指定が無効であるときの動作は、未定義とする。