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C & C++ FAQ
目次

C C++ 注釈の記述方法を教えてください。

 プログラム開発者自身を含め、プログラムの読み手に理解して欲しいことがら、ドキュメントととして残すべきことなど、ソースプログラムにコメントとして記入すべきです。

C
 ソースプログラム内の注釈は、/*と、*/で囲んで記述します。たとえば、

/* プログラムの説明 */

と、複数の行にわたることができます。
なお、注釈を入れ子にすることはできません。すなわち、

/* /* プログラムの説明 */ */

は、2行目の*/が注釈の終端とみなされ、エラーとなります。
 この形式のコメントは、PL/I言語から採用されたものです。

C99 C++
 上記に示したものに加えて、//形式の注釈を利用できます。//から、その行の終わりまでが注釈とみなされます。  たとえば、以下のように使うことができます。

int main(void) { int height; // 身長
return (0); }

 なお、//形式のコメント内では、//および/**/は特別な意味をもちませんので、注意が必要です。

void func(void) { int x = 100; int y = x //* ... */ 2; +x; }

を考えましょう。Cでは以下のように解釈されます。

void func(void) { int x = 100; int y = x / 2; +x; }

一方、C99およびC++では、以下のように解釈されます。

void func(void) { int x = 100; int y = x + x; }

 //形式のコメントは、C言語の前身であるBCPL言語で使われていたものです。その簡潔さのために、復活採用されました。


■ 根拠 ■
標準C §6.1.9 Comments
標準C99 §6.4.9 Comments
標準C++ §2.7 Comments

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