第2種情報処理技術者試験
1994年度 = 平成6年度・秋期
午前
問38
与えられたデータから一定の規則に従って数値を算出し、この数値で検査文字を定め、データの最終けたに付加することによって、入力データの検査を行う方法がある。
次の規則を用いた場合に、4けたの数値データ“2131”に付加する検査文字として、正しいものはどれか。ここで、データの各けたに割り当てる係数は、先頭から4、3、2、1とする。
〔規則〕
(1)
各けたの数値と割り当てた係数との積の和を求める。
(2)
(1)で求めた値を11で割った余りを求める。
(3)
(2)で求めた余りの数字を検査文字とする。余りが10のときは、Xを検査文字とする。
ア 1
イ 3
ウ 5
エ 7
オ 9
解答
エ
解説
入力を誤って、不正なコードを入力してしまうと、システムの動作に影響を与えかねません。コードの誤りをチェックする方法の一つが
検査文字
(
チェックディジット
)を用いた方法です。
本問での検査文字を計算しましょう。
(1) 2131の先頭から各桁に、4,3,2,1の重みをかけた値の和を求めると、
(2 * 4) + (1 * 3) + (3 * 2) + (1 * 1) = 18
となります。
(2) 18を11で割った余りは7となります。
(3) 余りは10ではありませんから、検査文字は
7
となります。