第2種情報処理技術者試験 |
1994年度 = 平成6年度・秋期 |
午前 |
問68 |
システムの信頼性を表す指標として、平均故障間隔(MTBF)と平均修理時間(MTTR)がある。この二つの指標を用いてシステムの稼働率を表した式はどれか。
MTBF+MTTR
ア ─────
MTBF
|
MTBF
イ ─────
MTBF+MTTR
|
MTTR
ウ ─────
MTBF+MTTR
|
MTBF
エ ──
MTTR
|
MTBF+MTTR
オ ─────
MTTR
|
イ
平均故障間隔と平均修理時間は、システムの信頼性を表す指標です。システムが、以下のように稼働および修理を繰り返しているとします。
T1 T2 T3 T4
正常稼働 ──── ────── ─── ────
… →時間
修 理 ─ ── ─ ─
t1 t2 t3 t4
- 平均故障間隔MTBF(mean time between failure)
- 故障から回復して次の故障が発生するまでの平均時間。長いほど信頼性が高い。
稼働時間 (T1 + T2 + … + Tn)
──── = ──────────
故障回数 n
- 平均修理時間MTTR(mean time to repair)
- 故障が発生して修理を行い、再び利用できるまでの平均時間。短いほど信頼性が高い。
修復時間 (t1 + t2 + … + tn)
──── = ──────────
故障回数 n
全体の稼働率は次の式で求められます。暗記しておきましょう。
稼働時間 MTBF
────────── = ──────
稼働時間+故障時間 MTBF+MTTR