第2種情報処理技術者試験 |
1995年度 = 平成7年度・春期 |
午前 |
問3 |
計算機で、実数を有限個のビットで表すために生じる誤差はどれか。
ア 系統誤差
| イ 絶対誤差
| ウ 相対誤差
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エ 丸め誤差
| オ 有限誤差
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エ
- ア 系統誤差
- ある値の基準値からの系統的なずれによって発生する誤差のことです。たとえば測定器の故障によって測定値に含まれる誤差などです。
- イ 絶対誤差
- 近似値や測定値と真値の差のことです。
絶対誤差 = 近似値 - 真値
- ウ 相対誤差
- 真値に対する絶対誤差の比のことです。
相対誤差 = 絶対誤差/真値 = (近似値 - 真値)/真値
- エ 丸め誤差
- 実数を有限個のビットで表すために四捨五入などによって生じる誤差です。
- オ 有限誤差
- 打ち切りによって生じる誤差です。