第2種情報処理技術者試験 |
1995年度 = 平成7年度・春期 |
午前 |
問16 |
データの整列と併合に関する次の記述中の に入れるべき適切な字句の組合せはどれか。
キーの値の小さなものから大きなものへデータを並べることを、 a に b するという。対象とするデータ列が補助記憶装置にある場合、この操作を c と呼ぶ。
また、一定の順序に b された二つ以上のファイルを一つのファイルに統合することを d という。
| a | b | c | d
| ア | 降順 | 整列 | 外部整列 | 併合 |
イ | 昇順 | 併合 | 外部併合 | 整列 |
ウ | 降順 | 併合 | 内部併合 | 整列 |
エ | 昇順 | 整列 | 外部整列 | 併合 |
オ | 昇順 | 併合 | 内部併合 | 整列 |
エ
整列/ソート(sorting)は、キー値に基づいてデータを並べ替える作業です。キー値の小さいものから大きいものへと並べるのが昇順ソート、キー値の大きいものから小さいものへと並べるのが降順ソートです。
ソートの対象となる全データが主記憶に格納できる場合は、単純なアルゴリズムで実現することができ内部整列(internal sorting)と呼ばれます。主記憶に全データを格納できない場合は、ファイルなどの外部記憶を利用する必要があり、アルゴリズムは複雑になります。このような整列が外部整列(external sorting)です。
なお、整列済みのデータ群を統合する操作は併合(merging)と呼ばれます。