第2種情報処理技術者試験
1995年度 = 平成7年度・春期
午前
問34
インタプリタに関して、適切な記述はどれか。
ア
原始プログラムを一文ずつ解釈し、直ちに実行する。
イ
高水準言語で書かれた原始プログラムを中間言語、アセンブラ言語又は機械語に翻訳する。
ウ
処理の概要をパラメタで与えると、一連の必要なプログラムを自動的に作りだす。
エ
複数の目的プログラムを組み合わせて、一つのロードモジュールに編集する。
オ
ロードモジュール内の相対アドレスを実アドレスに変換する。
解答
ア
解説
一部のプログラミング言語は、コンパイル方式でなく、
インタプリタ
方式によって実現されます。インタプリタとは、“通訳者”という意味です。プログラム実行時に、
原始プログラム(ソースプログラム)を1文ずつ解析していきながら実行する
ため、実行速度は期待できません。
なお、この方式では、プログラムが途中までしか完成していない場合でも、そこの部分を実行させることができますから、プログラムの部分的な実行を反復して行うことなども容易です。
LISPやPrologなどの人工知能系や、BASICといった言語で利用されることが多いようです。