第2種情報処理技術者試験 |
1995年度 = 平成7年度・春期 |
午前 |
問35 |
コンパイル方式の高水準言語で、原始プログラムを作成した後、そのプログラムを実行するまでの手順として正しいものはどれか。
ア 原始プログラム作成 → コンパイル → 連係編集 → ロード → 実行
イ 原始プログラム作成 → コンパイル → ロード → 連係編集 → 実行
ウ 原始プログラム作成 → 連係編集 → コンパイル → ロード → 実行
エ 原始プログラム作成 → 連係編集 → ロード → コンパイル → 実行
オ 原始プログラム作成 → ロード → コンパイル → 連係編集 → 実行
ア
私たちは、読み書きしやすい形式である文字の並びとして、原始プログラム=ソースプログラム(source program)を作成します。
しかし、コンピュータは原始プログラムを直接理解することはできませんから、計算機上で実行できる目的プログラム=オブジェクトプログラム(object program)に変換する必要があります。その作業すなわちコンパイルを行うのが、コンパイラ(compiler)です。
コンパイル終了後は、別々にコンパイルされたオブジェクトモジュールを組み合わせたり、あらかじめ用意されているライブラリを結合したりする連係編集の作業をリンカ(linker)によって、実行可能な形式であるロードモジュール(load module)へと変換します。
プログラムの実行時には、ローダ(loader)が、ロードモジュールを主記憶に読み込むロード(load)を行って実行します。