第2種情報処理技術者試験 |
1995年度 = 平成7年度・春期 |
午前 |
問57 |
あるオンライントランザクション処理システムにおいて、端末から入力された1件のトランザクションを処理するのに要する処理装置の命令数は、平均10万命令であり、また、この処理装置の処理能力は、平均2MIPSであった。
処理装置の使用率が80%のとき、このシステムでは、毎秒約何件のトランザクションを処理することができるか。ただし、このシステムでは処理装置の能力だけでトランザクションの処理件数が決まるものとする。
ウ
MIPS(million instructions per second)は、1秒間あたりの106単位(百万単位)の平均命令実行回数です。本問では処理装置の使用率が80%ですから、1秒間に実行されるのは平均0.8×2×106=160万命令です。
1件のトランザクションを処理するのに要する処理装置の命令実行数は約10万命令ですから、1秒間に処理できるトランザクションの件数は、
160万 ÷ 10万 = 16(件)
となります。