第2種情報処理技術者試験
1995年度 = 平成7年度・春期
午前
問59
著作権法に関して正しい記述はどれか。
ア
財産的権利だけでなく、人格的な利益のための人格権についても保護している。
イ
産業界の発展に寄与することがこの法の趣旨である。
ウ
特許庁に出願し、審査を通過し、登録されたときに権利が発生する。
エ
保護の期間は出願公告から15年である。
オ
保護の対象は自然法則を利用していて産業上有用なアイデアである。
解答
ア
解説
著作権は、小説、音楽、プログラムなどの知的創作物に対する経済的・文化的価値を保護する権利です。日本国内においては、著作物に著作権表示が明記されていなくても著作権が発生します。なお、創作時点で権利が発生し、その保護期間は、著作者が個人であれば死後50年間、法人であれば公表後50年間です。
著作権法では無断複製や改変を禁止しています。財産的権利だけでなく、人格的な利益のための
著作者人格権
についても保護しています。したがって、正解は
ア
です。
なお、
イ
・
ウ
・
エ
・
オ
は、特許法について述べたものです。