第2種情報処理技術者試験
1995年度 = 平成7年度・秋期
午前
問3
1けたの2進数X、Yの加算を論理式で表すとき、正しいものはどれか。ここで、“・”は論理積、“+”は論理和、
Z
はZの否定を表すものとする。
加算結果
けた上がり
1けた目の値
ア
X・Y
(X・
Y
)・(
X
・Y)
イ
X・Y
(X・
Y
)+(
X
・Y)
ウ
X・Y
X+Y
エ
X+Y
(X・
Y
)・(
X
・Y)
オ
X+Y
(X・
Y
)+(
X
・Y)
解答
イ
解説
半加算器の出力結果を伴う問題です。以下に示すように、二つのビットの和を求め、その演算結果として、和と、上位への繰上がり用のけたの二つを出力します。
X 0 X 0 X 1 X 1 + Y 0 + Y 1 + Y 0 + Y 1 ───── ───── ───── ─────
0
0
0
1
0
1
1
0
ここで
青
が和(1けた目の値)で
赤
がけた上がりです。
けた上がりは、XとYの両方が1のときのみ1となればよいので、XとYの
論理積
である
X・Y
です。
1けた目の値は、XとYの一方が1のときのみ1となればよいので、XとYの
排他的論理和
です。排他的論理和と同じ結果を出すのは
(X・
Y
)+(
X
・Y)
です。
したがって、正解は
イ
です。