第2種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度・秋期 午前 問25

 割込みに関して、正しい記述はどれか。

 ア  タイマ割込みは、内部割込みの一種である。
 イ  入出力割込みは、制御装置と入出力装置を並行動作させるために使われる。
 ウ  割込みが発生すると、次の割込みまで、制御装置は停止する。
 エ  割込みは、実行順序を強制的に変更する分岐命令である。
 オ  割込みは、ハードウェアによって発生するので、ソフトウェアで発生させることはできない。

解答

 イ

解説

 割込みが発生すると、実行中のプロセスを一時停止し、そのプロセスの再続行が可能なようにCPUの状態などを保存します。一種のサブルーチンコール(関数呼び出し)のようなものであり、割込み条件が成立すると、割込みの種類に応じてあらかじめ指定されたプログラムが実行されます。実行後は(何もなかったかのように)元のプログラムに戻ります。

 タイマ割込みは、外部割込みの一種です。

 入出力割込みは、制御装置と入出力装置を並行動作させるために使われます。チャネルが、処理装置に代わって入出力処理を実行することによって、処理装置の動作と入出力動作のオーバーラップが可能となり、全体の効率が向上します。

 割込みが発生すると、そのプロセスは停止しますが、他のプログラムが実行されます

 実行順序を強制的に変更するわけではありません

 割込みには、オーバフロー、0による除算、記憶保護違反など、ソフトウェアによって発生するものもあります


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