第2種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度・秋期 午前 問31

 インタプリタの説明として適切なものはどれか。

 ア  アセンブラ言語で書かれた原始プログラムを機械語のプログラムに翻訳するプログラムである。
 イ  幾つかの目的プログラムを連結してロードモジュールを作るプログラムである。
 ウ  外部記憶装置上にあるプログラムを、実行のために主記憶装置に格納するプログラムである。
 エ  原始プログラムの命令文を一つずつ翻訳して実行するプログラムである。
 オ  高水準言語で書かれた原始プログラムを、機械語のプログラムに翻訳してロードモジュールを作るプログラムである。

解答

 エ

解説

 一部のプログラミング言語は、コンパイル方式でなく、インタプリタ方式によって実現されます。インタプリタとは、“通訳者”という意味です。プログラム実行時に、原始プログラム(ソースプログラム)を1文ずつ解析していきながら実行するため、実行速度は期待できません。
 なお、この方式では、プログラムが途中までしか完成していない場合でも、そこの部分を実行させることができますから、プログラムの部分的な実行を反復して行うことなども容易です。
 LISPやPrologなどの人工知能系や、BASICといった言語で利用されることが多いようです。


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