第2種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度・秋期 午前 問49

 MS-DOSやUNIXにおけるディレクトリ構造に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 ア  サブディレクトリの下に更にサブディレクトリを置くことができる。
 イ  ファイルの下にサブディレクトリを置くことができる。
 ウ  ファイルをルートディレクトリの下に置くことはできない。
 エ  ルートディレクトリの下に更にルートディレクトリを置くことができる。
 オ  ルートディレクトリの下にはサブディレクトリを一つ以上置かなければならない。

解答

 ア

解説

 膨大な数のファイルを1元的に管理するのは困難ですから、UNIXやMS-WindowsなどのOSではディレクトリdirectory)の概念が導入されています。ディレクトリは、複数のファイルをまとめてグループ化するためのものであり、階層的な構造をもつことができます。
ルートディレクトリ(root directory)
 最も上位に位置するディレクトリであり、1個のみが存在します。UNIXでは/と表し、日本語版MS-DOS、MS-Windowsでは\と表します。
サブディレクトリ(sub directory)
 階層的なディレクトリ構造において、下位に位置するディレクトリをサブディレクトリあるいは子ディレクトリと呼びます。
親ディレクトリ(parent directory)
 上位に位置するディレクトリ。ルートディレクトリ以外のディレクトリは、必ず1個の親ディレクトリを持ちます。
※ ルートディレクトリを含め、各ディレクトリは、任意の個数(0個以上)のファイルおよび任意の個数のサブディレクトリを持つことができます。

 サブディレクトリの下に更にサブディレクトリを置くことができます。

 ファイルの下にサブディレクトリを置くことはできません(サブディレクトリの下にファイルを置くことはできます)。

 ファイルをルートディレクトリの下に置くことはできます

 ルートディレクトリは唯一であり、その下に更にルートディレクトリを置くことはできません

 ルートディレクトリの下には、ファイルやサブディレクトリはあってもなくても構いません


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