第2種情報処理技術者試験 |
1996年度 = 平成8年度・春期 |
午前 |
問43 |
米国のARPANETで使用されていたプロトコルで、UNIXでの実績をもとに、事実上の世界的な標準になっているものはどれか。
ア CSMA/CD
| イ FTAM
| ウ ISDN
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エ MOTIS
| オ TCP/IP
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オ
- ア CSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)
- CSMA/CD=搬送波検知多重アクセスは、1本のケーブルによる共通の伝送路でつなぐ主にバス型LANで利用されているデータ送信の制御方式です。送信データを送った際に衝突を検知すると、送信を中断します。
- イ FTAM(file transfer, access and management in an OSI environment)
- OSI環境のファイル転送・アクセスを管理するFTAMは、異なる構造のコンピュータ間でのファイル転送のプロトコルです。
- ウ ISDN(integrated services digital network)
- 音声通信、データ通信など複数の通信サービスを、統合したインタフェースで扱う交換網です。ユーザ・網インタフェースには、基本インタフェースと1次群速度インタフェースとがあります。
- エ MOTIS(message-oriented text interchange systems)
- 電子メールに関する規格であり、OSIによって定められた開放型システム間相互接続です。
- オ TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)
- 米国のARPANETで使用されていたプロトコルで、UNIXでの実績をもとに、事実上の世界的な標準になっています。