第2種情報処理技術者試験 1996年度 = 平成8年度・秋期 午前 問16

 コンピュータで連立一次方程式の解を求めるのに、未知数の個数の3乗に比例する計算時間がかかるとする。あるコンピュータで100元連立一次方程式の解を求めるのに2秒かかったとすると、その2倍の演算速度をもつコンピュータで1,000元連立一次方程式の解を求めるには何秒かかるか。

 ア 1  イ 10  ウ 100  エ 1,000  オ 10,000

解答

 エ

解説

 あるコンピュータで100元連立方程式を求めるのに2秒であれば、2倍の演算速度をもつコンピュータでは、1秒で求めることができます。
 そのコンピュータで1,000元連立方程式を求めるのに必要な秒数を求めなければなりません。演算に要する時間は、未知数の個数の3乗に比例しますので、未知数が100→1,000と10倍になれば、103倍すなわち1,000倍になります。したがって、1秒の1,000倍で1,000秒かかることになります。


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