第2種情報処理技術者試験 1996年度 = 平成8年度・秋期 午前 問44

 光ファイバケーブルと同軸ケーブルの特性を比較した説明文として、適切でないもの二つ選べ

 ア  光ファイバケーブルの材料である石英は、同軸ケーブルの材料である銅に比べて資源が豊富である。
 イ  光ファイバケーブルの伝送損失は同軸ケーブルに比べて低く、数10kmならば中継なしで伝送することができる。
 ウ  光ファイバケーブルは同軸ケーブルに比べて、温度による伝送損失を受けやすく、-10~40℃の範囲内でだけ、使用することができる。
 エ  光ファイバケーブルは同軸ケーブルに比べて、外部からの電磁誘導の影響を受けやすく、雷による影響や、雑音に弱いのが難点である。
 オ  光ファイバケーブルは同軸ケーブルに比べて、10倍以上の伝送速度でデータを送ることができる。

解答

 ウ・エ

解説

 光ファイバは、石英ガラスを主成分とするグラスファイバや、プラスチックファイバを材料としたネットワークケーブルです。低損失・広帯域で電磁誘導の影響を受けにくく、長距離通信が可能です。

 光ファイバケーブルの材料である石英は、同軸ケーブルの材料である銅に比べて資源が豊富です。

 光ファイバケーブルの伝送損失は同軸ケーブルに比べて低く、数10kmならば中継なしで伝送することができます。

 光ファイバケーブルは同軸ケーブルに比べて、温度による伝送損失を受けにくいため、-10~40℃の範囲内でだけ使用できるわけではありません。

 光ファイバケーブルは、材料が絶縁体であるため、同軸ケーブルに比べて外部からの電磁誘導の影響を受けにくいため、雷による影響や、雑音に強いのが利点です。

 光ファイバケーブルは同軸ケーブルに比べて、10倍以上の伝送速度でデータを送ることができます。


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