第2種情報処理技術者試験 |
1996年度 = 平成8年度・秋期 |
午前 |
問59 |
オブジェクト指向の特徴として、適切でないものはどれか。
ア カプセル化
| イ 継承
| ウ 多相性
|
エ 抽象化
| オ データの正規化
|
オ
オブジェクト指向の特徴は、ア・イ・ウ・エです。
- ア カプセル化
- 状態を表すデータと、振舞いを表すメソッドを一つにまとめ、オブジェクトの実装の詳細をユーザから隠蔽して見えなくすることです。オブジェクトの内部データ構造やメソッドの実装を変更しても、その影響をほかのオブジェクトに及ぼしにくくなるというメリットがあります。
- イ 継承
- クラスのデータやメソッドなどの資産を継承しながら、別のクラスを定義することです。モデルの拡張や変更の際に変更部分を局所化できます。
- ウ 多相性
- 複数のサブクラスに対して、同一名のメッセージを送信した場合、それぞれのクラスが、固有の振る舞いを実行できることです。
- エ 抽象化
- カプセル化を行ってクラスを定義することです。