第2種情報処理技術者試験 |
1997年度 = 平成9年度・春期 |
午前 |
問14 |
負数を2の補数形式で表現する5ビットの符号付き2進整数の計算で、あふれ(オーバフロー)が起こるのはどれか。
ア 00101+10100
| イ 01001+10011
| ウ 01010+10101
| エ 10101+10101
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エ
負数を2の補数形式で表現する5ビットの符号付き2進整数で表現できる値は、-24 ~ 24-1すなわち-16 ~ 15です。選択肢エの演算では、結果が-22となってオーバフローを発生します。
なお、オーバフローは絶対値の大きな正の数どうし、あるいは負の数どうしの加算で発生しやすく、正の値と負の値の加算では発生しにくい傾向にあります。本問では、選択肢ア~ウは正の数と負の数の加算ですから、一瞥しただけでエが正解であることが推測できます。