第2種情報処理技術者試験 1997年度 = 平成9年度・春期 午前 問37

 インタプリタの説明として、適切なものはどれか。

 ア  アセンブラ言語で書かれた原始プログラムを、機械語のプログラムに翻訳するプログラムである。
 イ  原始プログラムを、1文ずつ解析して実行するプログラムである。
 ウ  高水準言語で書かれた原始プログラムを、機械語のプログラムに翻訳してロードモジュールを作るプログラムである。
 エ  指定されたパラメタから、処理の目的に応じたプログラムを自動的に生成するプログラムである。

解答

 イ

解説

 一部のプログラミング言語は、コンパイル方式でなく、インタプリタ方式によって実現されます。インタプリタとは、“通訳者”という意味です。プログラム実行時に、原始プログラム(ソースプログラム)を1文ずつ解析していきながら実行するため、実行速度は期待できません。
 なお、この方式では、プログラムが途中までしか完成していない場合でも、そこの部分を実行させることができますから、プログラムの部分的な実行を反復して行うことなども容易です。
 LISPやPrologなどの人工知能系や、BASICといった言語で利用されることが多いようです。


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