第2種情報処理技術者試験 1997年度 = 平成9年度・秋期 午前 問35

 オペレーティングシステムのタスク管理の役割として、正しいものはどれか。

 ア  各種の補助記憶装置へのアクセス手段を、装置に依存しない形態で提供し、応用プログラム作成の負担を軽減する。
 イ  仮想記憶空間を提供し、実記憶を有効に利用する。
 ウ  入出力装置の制御を行い、正確かつ効率よく入出カ装置を動作させる。
 エ  マルチプログラミングの制御を行い、CPUを有効に利用する。

解答

 エ

解説

 タスク管理の主目的は、複数のプログラムに対してCPUを割り当てるマルチプログラミングを行うことによって、CPUを効率よく利用することです。

 各種の補助記憶装置へのアクセス手段を、装置に依存しない形態で提供し、応用プログラム作成の負担を軽減するのは、データ管理の役割です。

 仮想記憶空間を提供し、実記憶を有効に利用するのは、記憶管理の役割です。

 入出力装置の制御を行い、正確かつ効率良く入出力装置を動作させるのは、入出力管理の役割です。

 マルチプログラミングの制御を行い、CPUを有効に利用するのは、タスク管理の役割です。


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