第2種情報処理技術者試験
1998年度 = 平成10年度・春期
午前
問39
インタプリタ方式について、正しい記述はどれか。
ア
一般にコンパイル方式より処理が高速であり、大規模なプログラムの作成に向いている。
イ
生成される目的プログラムが、コンパイラによるものより大きくなる。
ウ
バッチ処理専用であり、会話形処理では使用できない。
エ
プログラムの部分的な実行を反復して行うことが容易である。
解答
エ
解説
一部のプログラミング言語は、コンパイル方式でなく、
インタプリタ
方式によって実現されます。インタプリタとは、“通訳者”という意味です。プログラム実行時に、原始プログラム(ソースプログラム)を1文ずつ解析していきながら実行するため、実行速度は期待できません。
なお、この方式では、プログラムが途中までしか完成していない場合でも、そこの部分を実行させることができますから、
プログラムの部分的な実行を反復して行うことが容易です
。
LISPやPrologなどの人工知能系や、BASICといった言語で利用されることが多いようです。