第2種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度・春期 午前 問41

 音声をディジタル網を介して送信するときに用いる変調方式はどれか。

 ア 位相変調  イ 周波数変調
 ウ 振幅変調  エ パルス符号変調

解答

 エ

解説

 位相変調、周波数変調、振幅変調は、ディジタル信号をアナログ回線にのせるための変調方式であり、パルス符号変調は、アナログ信号である音声を符号化する方式です。
ア 位相変調(PM=phase modulation)
 キャリア波の位相を変化させ、異なる位相に0または1を割り当てることで、ビットデータを転送できるようにします。モデムで広く利用されています。

イ 周波数変調(FM=frequency modulation)
 キャリア波の周波数を変化させることで、異なる周波数に0または1を割り当て、ビットデータを転送できるようにします。FMラジオで利用されます。

ウ 振幅変調(AM=amplitude modulation)
 キャリア波の振幅に強弱をつけ、その違いに0または1を割り当てることで、ビットデータを転送できるようにします。雑音の影響を受けやすいため、モデムでは利用されません。

エ パルス符号変調(PCM=pulse code modulation)
 アナログ信号である音声を、一定時間間隔でディジタルデータに変換します。


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