第2種情報処理技術者試験
1998年度 = 平成10年度・春期
午前
問52
データベースに対するトランザクション処理プログラムが、データ更新中に異常終了した場合のデータ復旧処理として、正しいものはどれか。
ア
ジャーナルの更新後情報で、ロールバック処理を行う。
イ
ジャーナルの更新後情報で、ロールフォワード処理を行う。
ウ
ジャーナルの更新前情報で、ロールバック処理を行う。
エ
ジャーナルの更新前情報で、ロールフォワード処理を行う。
解答
ウ
解説
データベースに障害が発生したときの復旧には、以下に示すロールバックとロールフォワードがあります。
ロールバック
ジャーナルファイルに記録された更新前情報を用いて、現時点からトランザクション処理時点まで戻ることによって復旧します。
ロールフォワード
バックアップファイルとジャーナルファイルに記録された更新後情報を用いて、トランザクション処理時点までを復元することによって復旧します。
本問で問われている状況では、トランザクション開始時点から異常発生時までに行ったデータ更新を無効にするために、選択肢
ウ
の“
ジャーナルの更新前情報で、ロールバック処理を行う
”ことになります。