第2種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度・春期 午前 問79

 工業所有権に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 ア  工業所有権と知的財産権を合わせて財産権という。
 イ  工業所有権の存続期間と税法上の法定耐用年数は同じである。
 ウ  工業所有権は、流動資産として取り扱われる。
 エ  我が国では、特許権・実用新案権・意匠権・商標権を総称して工業所有権と呼んでいる。

解答

 エ

解説

 日本国内においては、特許権実用新案権意匠権商標権を総称して工業所有権と呼びます。
 なお、著作権と工業所有権をあわせたものが知的財産権です。したがって、下図のような関係となります。

  知的財産権 ┬ 著 作 権         └ 工業所有権 ┬ 特許権                 ├ 実用新案権                 ├ 意匠権                 └ 商標権

 工業所有権と知的財産権を合わせて知的財産権といます。

 工業所有権の一つである特許権は、特許庁に出願・審査・登録され、広告から15年間保護されます。

 工業所有権は、無形固定資産として取り扱われます。

 我が国では、特許権・実用新案権・意匠権・商標権を総称して工業所有権と呼んでいます。


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