第2種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度・秋期 午前 問15

 クイックソートの処理の記述として、適切なものはどれか。

 ア  ある間隔だけ位置が離れた二つのデータごとに比較と入替えを行う。この間隔を徐々に狭めていき、最終的には全体を整列する方法である。
 イ  データ中の最小値を求め、次にそれを除いた部分の中から最小値を求める。この操作を繰り返していく方法である。
 ウ  データを適当な基準値より小さなグループと大きなグループに2分割する。次に、それぞれのグループで新しい基準値を選び、同様に2分割を行う。この操作を繰り返していく方法である。
 エ  隣り合ったデータの比較と入替えを繰り返すことによって、小さなデータを次第に端の方に移していく方法である。

解答

 ウ

解説

 クイックソートquick sort)は、C.A.R.Hoareが開発した、高速なソートアルゴリズムです。
 データを適当な基準値(通常ピボットpivot)と呼ばれます)より小さなグループと大きなグループに分割し、それぞれのグループで新しい基準値を選び、同様に分割を繰り返すことによってソートを行います。


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