第2種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度・秋期 午前 問16

 それぞれの節から分岐する枝が2本以下である木を2分木という。2分木は一つの節とその左部分木と右部分木からなり、走査の方法にはその順序によって次の三つがある。

 (1) 前順:  節点、左部分木、右部分木の順に走査する。
 (2) 間順:  左部分木、節点、右部分木の順に走査する。
 (3) 後順:  左部分木、右部分木、節点の順に走査する。

 図に示す2分木に対して後順に走査を行い、節の値を出力した結果はどれか。


 ア abchidefjgk  イ abechidfjgk  ウ hcibdajfegk  エ hicdbjfkgea

解答

 エ

解説

 まず、根とその子に着目しましょう。

    a    / \   b   e

したがって、表示の順は

  bを根とする部分木  eを根とする部分木  a

です。
 ここで、左側のbを根とする部分木は、

    b    / \   c   d

です。ここで、cを根とする部分木は、

    c    / \   h   i

ですから、まず

  h  i  c

が表示されることが分かります。したがって、この段階でが正解であることが分かります。


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