第2種情報処理技術者試験 |
1999年度 = 平成11年度・春期 |
午前 |
問34 |
スプーリングの説明として、適切なものはどれか。
ア
| キーボードなどからの入力データを主記憶上のキューにいったん保存しておく。
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イ
| 通信データを直接通信相手の装置に送らず、あらかじめ登録しておいた代理の装置に送る。
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ウ
| 二つ以上のプログラム(タスク、プロセス)に、時間で区切ってCPUを割り当て、並行して実行する。
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エ
| プリンタなどの低速装置への出力データをいったん高速な磁気ディスクに格納しておき、その後に出力データを目的の装置に出力する。
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エ
スプーリングは、周辺装置の動作を処理装置の動作と独立に並行して行わせるために、主記憶装置と低速の入出力装置とのデータ転送を、高速の補助記憶装置を介して行う方式です。たとえば、プリンタなどの低速装置への出力データは、いったん高速な磁気ディスクに格納しておき、その後にデータを目的の装置に出力します。
ア キーボードからの入力データを主記憶のキューにいったん保存しておくのは、キーボードバッファリングです。
イ 通信データを直接通信相手の装置に送らず、あらかじめ登録しておいた代理の装置に送るのは、通信データのプールのために行います。
ウ 二つ以上のプログラム(タスク、プロセス)に、時間で区切ってCPUを割り当て、並行して実行するのは、タイムスライシングです。
エ スプーリングとは、プリンタなどの低速出力装置へのデータをいったん高速な磁気ディスクに格納しておき、その後に目的の装置に出力することです。