第2種情報処理技術者試験 |
1999年度 = 平成11年度・秋期 |
午前 |
問37 |
COBOLやCでソースプログラムを作成した後、そのプログラムを実行するまでの手順として、a~cに入れるべきソフトウェアの適切な組合せはどれか。
| a | b | c
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ア
| コンパイラ | リンカ | ローダ
|
イ
| コンパイラ | ローダ | リンカ
|
ウ
| リンカ | コンパイラ | ローダ
|
エ
| リンカ | ローダ | コンパイラ
|
ア
私たちは、読み書きしやすい形式である文字の並びとして、原始プログラム=ソースプログラム(source program)を作成します。
しかし、コンピュータは原始プログラムを直接理解することはできませんから、計算機上で実行できる目的プログラム=オブジェクトプログラム(object program)に変換する必要があります。その作業すなわちコンパイルを行うのが、コンパイラ(compiler)です。
コンパイル終了後は、別々にコンパイルされたオブジェクトモジュールを組み合わせたり、あらかじめ用意されているライブラリを結合したりする連係編集の作業をリンカ(linker)によって、実行可能な形式であるロードモジュール(load module)へと変換します。
プログラムの実行時には、ローダ(loader)が、ロードモジュールを主記憶に読み込むロード(load)を行って実行します。