第2種情報処理技術者試験 1999年度 = 平成11年度・秋期 午前 問40

 ハイレベルデータリンク制御手順(HDLC手順)で伝送される情報単位(フレーム)のうち、誤り検出に用いられるフィールドはどれか。

┌─┬─┬─┬──────────┬──┬─┐ │F│A│C│    I     │ FCS│F│ └─┴─┴─┴──────────┴──┴─┘

 ア A  イ C  ウ FCS  エ I

解答

 ウ

解説

 伝送制御手順の一方式であるハイレベルデータリンク制御手順HDLChigh-level data link control)は、ベーシック手順に比べて優れており、次のような特徴があります。  HDLC方式で採用されているのは、16ビットの巡回冗長検査方式CRCcyclic redundancy check)です。アドレス部、制御部、情報部を対象に、生成多項式
   X16 + X12 + X5 + 1
を用いて、フレームチェックシーケンスFCSframe check sequence)を計算します。なお、高度な信頼性が要求される場合の拡張仕様として32ビットを使用することもあります。


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