第2種情報処理技術者試験 |
1999年度 = 平成11年度・秋期 |
午前 |
問42 |
調歩同期式のデータ伝送において偶数パリティによるキャラクタ検査方式を用いて、文字T(JIS 7単位符号列1010100)を送出した。正しく受信したときのビット列はどれか。ここで、送出はスタートビット(0)、文字の低位ビットから高位ビット、パリティビット、ストップビット(1)の順とし、受信したビットを左から順に記す。
ア 0001010101
| イ 0001010111
| ウ 1001010110
| エ 1001010111
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イ
パリティチェックは、データにパリティビットを付加することによってデータ誤りを発見する方法です。パリティビットを含めて1の数が偶数になるようにパリティビットを付加するのが偶数パリティ、奇数になるように付加するのが奇数パリティです。本問で採用されているのは偶数パリティです。
送出する文字Tのビットは1010100であり、1のビットが3個と奇数ですから、パリティビットは1となります。
したがって、受信されるビットを順に並べると、次のようになります。
スタートビット … 0
文字 … 0010101 ※低位ビットから高位ビットなので逆順
パリティビット … 1
ストップビット … 1