第2種情報処理技術者試験 1999年度 = 平成11年度・秋期 午前 問44

 ルータに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  データリンク層での接続を行い、トラフィック分離機能をもつ。
 イ  トランスポート層以上のプロトコルを含めてプロトコル変換を行い、異なるネットワークアーキテクチャをもつネットワークを相互に接続する。
 ウ  ネットワーク層での接続を行い、広域網を介してLAN間を接続する場合などに使われる。
 エ  物理層での接続を行い、接続距離を延ばすために使われる。

解答

 ウ

解説

 ルータは、ネットワーク層が管理するアドレスを用いて、パケットの最適な経路を決定して中継します。トランスポート層以上のデータは透過的に転送します。

 データリンク層での接続を行い、トラフィック分離機能をもつのは、ブリッジです。

 プロトコルが異なる場合の通信を可能にするのは、ゲートウェイです。

 ネットワーク層の制御情報を使って広域網を介してLAN間を接続する場合などに使われるのが、ルータです。

 電気信号の再生を行い、物理層レベルで中継するのは、リピータです。


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