第2種情報処理技術者試験 1999年度 = 平成11年度・秋期 午前 問76

 マクロウイルスに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  OSの種類にかかわりなく感染する可能性をもつが、日本語環境で動作しているアプリケーションには感染しない。
 イ  インターネット経由で感染するので、インターネットに接続していないパソコンが感染することはない。
 ウ  電子メールに添付される文書ファイルが感染経路となることはない。
 エ  プログラムファイルではなくデータファイル経由で感染するので、感染の広がる速度が速い。

解答

 エ

解説

 マクロウイルスmacro virus)は、ワープロソフトや表計算ソフトなどを制御するためのマクロプログラムに潜り込んだウイルスです。プログラムファイルではなくデータファイル経由で感染しますから、以下のような特徴があります。

 OSの種類にかかわりなく感染する可能性をもち、日本語環境で動作しているアプリケーションにも感染します

 ワープロソフトや表計算ソフトのデータを介して感染しますので、たとえインターネットに接続されていなくてもフロッピーディスクなどを介しても感染します

 電子メールに添付される文書ファイルが感染経路となる感染例は多いです。

 プログラムファイルではなくデータファイル経由で感染するので、感染の広がる速度が速いです。



BohYoh.comトップページへ