第2種情報処理技術者試験 2000年度 = 平成12年度・春期 午前 問45

 CSMA/CD方式を用いたバス型LANの特徴として、適切なものはどれか。

 ア  各ノードは、フリートークンを受け取るまで通信ができない。
 イ  制御局に障害が発生すると、LANシステム全体が停止する。
 ウ  通信量が増加した場合でも、一定時間内に通信できることが保証されている。
 エ  ノードは送出した信号の衝突を検知した場合、ランダムな時間だけ待機した後、信号を再送出する。

解答

 エ

解説

 搬送波検知多重アクセスCSMA/CDcarrier sense multiple access with collision detection)は、1本のケーブルによる共通の伝送路でつなぐ主にバス型LANで利用されているデータ送信の制御方式です。送信データを送った際に衝突を検知すると、送信を中断します。

 各ノードがフリートークンを受け取るまで通信ができないのは、トークンパッシング方式です。

 制御局に障害が発生するとLANシステム全体が停止するのは、スター型LANです。

 通信量が増加した場合でも、一定時間内に通信できることが保証されているのは、時分割多重アクセスTDMA)です。

 CSMA/CDでは、ノードは送出した信号の衝突を検知した場合、ランダムな時間だけ待機した後、信号を再送出します。


BohYoh.comトップページへ