第2種情報処理技術者試験 |
2000年度 = 平成12年度・秋期 |
午前 |
問4 |
IEEE 754(1985)標準では、32ビットの浮動小数点を次の形式で表現する。
┌─┬────────┬──────────────┐
│S│ E(8ビット)│ M(23)ビット │
└─┴────────┴──────────────┘
S:符号,1ビット
E:指数部,8ビット
M:仮数部,23ビット
この指数部を取り出すためのマスクビットを、16進数表現したものはどれか。ここで、マスクビットとは、必要な情報を取り出すためにビットごとのAND演算を行う際に使うビットパターンのことである。
ア 0FF00000
| イ 7F800000
| ウ FF000000
| エ FF800000
|
イ
マスクビットとは、必要な情報を取り出すためにビットごとのAND演算を行う際に使うビットパターンのことであり、取り出す部分のビットがすべて1で、それ以外のビットがすべて0です。したがって、指数部のみが1で、それ以外が0であるビットパターンを考えます。
符号 指数部 仮数部
↓ ↓ ↓
┌────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┐
│0111│1111│1000│0000│0000│0000│0000│0000│
├────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┼────┤
│ 7 │ F │ 8 │ 0 │ 0 │ 0 │ 0 │ 0 │
└────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┘