第2種情報処理技術者試験
2000年度 = 平成12年度・秋期
午前
問55
与えられたデータから一定の規則に従って、数値を算出する。この数値を基に検査文字を定め、データの最終けたに付加することによって、入力データの検査を行う方法がある。
次の規則を用いた場合に、4けたの数値データ“2131”に付加する検査文字として、正しいものはどれか。
〔規則〕
(1)
与えられたデータの各けたに、先頭から係数4,3,2,1を割り当てる。
(2)
各けたの数値と割り当てた係数との積の和を求める。
(3)
(2)で求めた値を11で割って余りを求める。
(4)
(3)で求めた余りの数字を検査文字とする。余りが10のときは、Xを検査文字とする。
ア 1
イ 3
ウ 5
エ 7
解答
エ
解説
入力を誤って、不正なコードを入力してしまうと、システムの動作に影響を与えかねません。コードの誤りをチェックする方法の一つが
チェックディジット
を用いた方法です。
本問でのチェックディジットを計算しましょう。
(1) 2131の先頭から各桁に、4,3,2,1の重みをかけた値の和を求めると、
(2×4) + (1×3) + (3×2) + (1×1) =
18
となります。
(2) 18を11で割った余りは
7
となります。
(3) 余りは10ではありませんから、チェックディジットは
7
となります。