第2種情報処理技術者試験 |
2000年度 = 平成12年度・秋期 |
午前 |
問59 |
次の流れ図は、10進整数j(0<j <100)を2進数に変換する処理を表している。2進数は下位けたから順に、配列NISHIN の要素1から8に格納される。流れ図のa及びbに入る処理はどれか。ここで、j div 2はjを2で割った商の整数部分を、j mod 2はj を2で割った余りを表す。
| a
| b
|
ア
| j div 2 → j
| j mod 2 → NISHIN [k ]
|
イ
| j div 2 → NISHIN [k ]
| j mod 2 → j
|
ウ
| j mod 2 → j
| j div 2 → NISHIN [k ]
|
エ
| j mod 2 → NISHIN [k ]
| j div 2 → j
|
エ
10進整数を2進整数に変換するには、その数を2で割った剰余(余り)を求め、その商に対して除算を繰り返していきます。その過程で求められた剰余を逆に並べたものが、変換後の2進数です。
例として、10進整数57を2進数に変換する過程を以下に示します。
数(商) 剰余
57 ÷ 2 1
28 ÷ 2 0
14 ÷ 2 0
7 ÷ 2 1
3 ÷ 2 1 変換後
1 ÷ 2 1 → 111001
jを2で割った余りを配列NISHINに格納していくわけですから、正解はエとなります。