基本情報技術者試験 2001年度 = 平成13年度・春期 午前 問41

 文書・章・節のタイトル、図・表などの文書構成要素、それらの間の関係などを定義するための言語であり、CALSの主要技術として採用されているものはどれか。

 ア CGM  イ MHS
 ウ PostScript  エ SGML

解答

 エ

解説

 超高速電子商取引CALScommerce at light speed)では、文書・章・節のタイトル、図・表などの文書構成要素、それらの間の関係などを定義する言語として、SGMLが採用されています。

ア CGM(computer graphics metafile)
 画像形式の一つであり、ベクトル形式で表現します。

イ MHS(message handling system)
 OSI基本参照モデルのアプリケーション層における電子メールサービスの国際規格であり、メッセージの生成・転送・処理に関する総合的なサービスによって異機種間の相互接続を可能とします。

ウ PostScript
 デスクトップパブリッシングの標準的なページ記述言語です。

エ SGML(standard generalized markup language)
 電子文書標準化のための、汎用マークアップ言語です。手続き型ではなく記述型であり、DTD(document type definition)を取り入れた最初の言語です。文書のタイトルや注釈、重要な箇所などにタグと呼ぶマークを付けることによって、複数の文書からタイトル一覧を作ったり、長い文書の中の重要箇所だけを検索したりできます。

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