基本情報技術者試験 2001年度 = 平成13年度・春期 午前 問51

 網羅率とエラー率の組合せによって、プログラム品質を評価した。図の網掛け部に位置付けられるプログラムの評価として、最も適切な記述はどれか。

        プログラムのテストで実行したステップ数   網羅率 = ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            プログラムのステップ数             エラー件数       エラー率 = ━━━━━━━━━━━━          プログラムのステップ数


 ア  一般には品質が良いと判断されるが、例外処理がテスト項目に含まれているかどうかの確認が必要である。
 イ  エラーの収束状況が分からないので、この評価方法ではプログラム品質について判断できない。
 ウ  エラーの発見率が少なすぎるので、テスト方法に問題があると判断すべきである。
 エ  網羅率が高いので、テストは十分である。これ以上、テストを続ける必要はない。

解答

 ア

解説

 プログラムのテストを行う際は、なるべく多くのステップを網羅するようにテストし、エラーの発生を低く抑えることによって、品質を高めなければなりません。

 一般には品質が良いと判断されますが、例外処理がテスト項目に含まれているかどうかなど、テスト項目に漏れがないかの確認が必要です。

 エラーの収束状況は分かりませんが、この評価方法によってプログラム品質についてある程度判断できます。

 エラーの発見率が少なすぎますので、テスト方法に問題があるか、プログラムのエラーが少ないかのいずれかであると判断できます。

 網羅率が高いので、テストはある程度十分です。例外処理などのテストを続ける必要があります。


BohYoh.comトップページへ