基本情報技術者試験 2002年度 = 平成14年度・秋期 午前 問29

 スワッピングに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  仮想記憶の構成単位であるページを、主記憶から補助記憶に書き出したり、補助記憶から主記憶に読み込んだりする。
 イ  システム資源全体の利用率の向上などのために、主記憶と補助記憶の間でプロセスを単位として領域の内容を交換する。
 ウ  主記憶上に分散した空き領域を移動して、連続した大きな空き領域を生成する。
 エ  プログラムを機能ごとにモジュールに分割し、実行時に必要なモジュールだけをロードする。

解答

 イ

解説

 仮想記憶の構成単位であるページを、主記憶から補助記憶に書き出したり、補助記憶から主記憶に読み込んだりするのは、ページングにおけるページアウトおよびページインです。

 システム資源全体の利用率の向上などのために、主記憶と補助記憶の間でプロセスを単位として領域の内容を交換します。たとえば、あるプログラムの実行中に、それより優先度の高いプログラムを実行するために、もとのプログラムを補助記憶装置に移して優先度の高いプログラムをロードします。

 主記憶上に分散した空き領域を移動して、連続した大きな空き領域を生成するのは、メモリコンパクションです。

 プログラムを機能ごとにモジュールに分割し、実行時に必要なモジュールだけをロードするのは、オーバレイです。


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