基本情報技術者試験 |
2002年度 = 平成14年度・秋期 |
午前 |
問32 |
低速の入出力装置やCPUなどの処理効率向上を図るために、入出力データを一時的に磁気ディスク装置に蓄え、CPUや出力装置の空き時間に処理する機能はどれか。
ア キャッシング
| イ スプーリング
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ウ スラッシング
| エ ページング
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イ
- ア キャッシング
- 異なる記憶装置間の時間の差を補うために、一時的にデータを高速な記憶域に蓄えることです。
- イ スプーリング
- 低速の入出力装置やCPUなどの処理効率向上を図るために、入出力データを一時的に磁気ディスク装置に蓄え、CPUや出力装置の空き時間に処理する機能です。
- ウ スラッシング
- ぺージング方式の仮想記憶システムでは、必要なページが主記憶域上に存在しないページフォールトが発生すると、不要なページを主記憶域から仮想記憶装置へ書き出すページアウトを行い、必要なページを仮想記憶装置から主記憶へ読み込むページインを行います。この処理の発生頻度が高くなってシステムの処理能力が急激に低下するのがスラッシングです。
- エ ページング
- 仮想記憶を実現するための一方式であり、実記憶空間と仮想記憶空間を、ページと呼ばれる固定長の領域に区切り、対応づけて管理します。そのため、実記憶領域の利用効率が高く、領域管理も容易です。