基本情報技術者試験 2002年度 = 平成14年度・秋期 午前 問38

 RASISに関する記述のうち、可用性(アベイラビリティ)に関するものはどれか。

 ア  機能単位の寿命の範囲内で、一定期間における修理保守に要する平均時間を測定する。
 イ  コンピュータシステムにおける問題の判別、診断、修理などを効果的に行う。
 ウ  コンピュータシステムを必要に応じていつでも使用できる状態に維持する。
 エ  不正なアクセスによって、コンピュータシステムが破壊されたり、データを盗まれたりしないように、防止策を考える。

解答

 ウ

解説

 システムの信頼性、保全性、機密性に関する指標であって、安心して利用できるよう備えておくべき性質を表すRASISは、以下に示す五つの単語の頭文字です。
Reliability … 信頼性
システムが一定期間安定して動作する能力。

Availability … 可用性
システムが正常に動作している時間の割合すなわち稼働率です。

Serviceability … 保守性
システムの故障の発生に対する修復の容易さ。

Integrity … 統合性
紛失や破壊からデータを保護したり、破壊されても修復できる性質。

Security … 安全性
データやシステムを不正に利用させない性質。

 本問の選択肢は、それぞれ以下のように対応します。
   … Serviceability(保守性)
   … Serviceability(保守性)
   … Availability(可用性)
   … Security(安全性)


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