基本情報技術者試験 |
2003年度 = 平成15年度・春期 |
午前 |
問4 |
浮動小数点演算において、絶対値の大きな数と絶対値の小さな数の加減算を行ったとき、絶対値の小さな数の有効けたの一部又は全部が結果に反映されないことを何というか。
ア 打切り誤差
| イ けた落ち
| ウ 情報落ち
| エ 絶対誤差
|
ウ
- ア 打切り誤差
- 指定されたけた数で演算結果を表すために、途中で演算を打ち切ることによって生じる誤差のことです。
- イ けた落ち
- 浮動小数点演算において、絶対値が近い数値の加減算で有効数字のけた数が減る現象のこと。符号が等しいときは減算、符号が異なるときは加算を行うと発生します。
- ウ 情報落ち
- 絶対値の大きな値と小さな値の加減算の際に、小さいほうの数値が計算結果に反映されないことによって生じる誤差のことです。
- エ 絶対誤差
- 近似値や測定値と真値の差のことです。
絶対誤差 = 近似値 - 真値