基本情報技術者試験
2003年度 = 平成15年度・春期
午前
問16
SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。
ア
SRAMよりも高速なアクセスが実現できる。
イ
データを保持するためのリフレッシュ動作が不要である。
ウ
内部構成が複雑になるので、ビット当たりの単価が高くなる。
エ
ビット当たりの面積を小さくできるので、高集積化に適している。
解答
エ
解説
DRAMとSRAMには以下に示す特徴があり、選択肢
エ
が適切です。
DRAM(dynamic RAM)
1ビットを、コンデンサに電荷を蓄えた状態かどうかで表現します。時間の経過とともに放電するので定期的な書き込み=
リフレッシュ
が必要です。
SRAMと比較すると
高
集積、
低
速、
小
消費電力です。
SRAM(static RAM)
フリップフロップ(双安定回路)で作られており、集積度が低く製造コストが高くなります。そのため、比較的小容量であるキャッシュメモリなどに使われます。
DRAMと比較すると
低
集積、
高
速、
大
消費電力です。