基本情報技術者試験 |
2003年度 = 平成15年度・春期 |
午前 |
問22 |
メモリA~Dを、実効メモリアクセスの速い順に並べたものはどれか。
| キャッシュメモリ
| 主記憶
|
| 有無
| アクセス時間 (ナノ秒)
| ヒット率 (%)
| アクセス時間 (ナノ秒)
|
A
| なし | - | - | 15
|
B
| なし | - | - | 30
|
C
| あり | 20 | 60 | 70
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D
| あり | 10 | 90 | 80
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ア A,B,C,D
| イ A,D,B,C
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ウ C,D,A,B
| エ D,C,A,B
|
イ
処理装置の演算速度に比べ主記憶装置へのアクセス速度は遅く、その速度差を縮める方法の一つが、処理装置と主記憶装置の間におかれる高速の記憶装置であるキャッシュメモリです。
アクセスするデータがキャッシュメモリ上に存在する割合がヒット率です。
メモリA~Dの実効メモリアクセス時間を求めると次のようになります。
A
15(ナノ秒)
B
30(ナノ秒)
C
0.6×20 + (1-0.6)×70 = 40(ナノ秒)
D
0.9×10 + (1-0.9)×80 = 17(ナノ秒)
したがって、実効メモリアクセスの速い順に並べるとA,D,B,Cとなります。